恋愛感情のピークを互いに維持するための上手な付き合い方

恋人に対しては常に恋愛感情がピークの状態で付き合っていきたいと、誰しもが思う事でしょう。しかし、長く付き合えば相手に対して飽きがきたり、「もう別れたい…」といった感情が出てきて上手に付き合いが続けられなくなってしまう人たちは多いですね。では、いつまでも恋人に対して恋愛感情をピークの状態で保たせるためには、どういったことに意識すべきなのでしょうか?今回は、恋人に対しての気持ちを維持する方法をご紹介していきます。

【恋人に飽きてしまう理由】

「心から好きな人」「こんなに好きになったことがない」なんて、恋人との付き合い初めには、誰もがこういった感情になるのではないでしょうか?そこまで好きな相手なのに、大半の人たちは気持ちが冷めてしまったり別れてしまったりしてしまいます。その理由はなぜなのでしょうか?考えられる理由を見ていきましょう。

(恋人になったことで満足してしまった)

追いかける恋愛や、自分に興味のない相手をどうにかして振り向かせようとする恋愛というのは、一見辛そうなのですが、こういった恋愛を好む方は非常に多いです。スポーツに例えれば、何かの大会の優勝を目指しその為に日々努力をしていく、そういったイメージでしょう。「あの人と絶対に付き合いたい!」という強い気持ちを持つ事ができ、それをモチベーションに変える事ができるので、思考力や行動力が磨かれていきます。

ですので、追いかける恋愛を苦とも思わないでしょうし、むしろ恋愛を心から楽しむ事ができていることでしょう。このような自分が追いかけている恋愛が成功した場合、その結果に大きく満足してしまうので、恋人に対しての恋愛感情が冷めやすくなってしまうというわけです。お互いが両想いで付き合っている状態よりも、自分が相手を追いかけている状況の方が刺激が大きく、アドレナリンも放出しているので、普通の恋人関係では物足りなく感じてしまうんです。

(他の人が良く見えてしまった)

「隣の芝生はよく見える」という言葉があるように、自分の恋人と他の人を比べてしまい、自分の恋人の方が劣って見えてしまった場合、好きといった感情が冷めてしまう事があります。やはり、他人というのは良い部分しか目に入らないので、どうしても羨ましいと感じたり、そっちの方が良いと感じてしまうことが多いです。特に、恋人に対して不満などを感じた時には、なおさらそのように思ってしまいます。

(恋人を知りすぎた)

相手に少し謎な部分があったり、自分が知りえない部分をもっている相手にこそ人は魅力を感じるものです。ですので、「この人のことをもっと知りたい」と思っているうちは、恋愛感情をピークに保ちやすいといえるでしょう。逆に、相手のことを全て知り尽くしてしまった場合、それ以上知りたいとも思わないですし、興味も持ちづらくなってしまうことがあります。それが、マンネリ感をもたらし、飽きてしまうという感情が生まれてしまうのです。

(自分の性格に問題があるかも!?)

「好きな人ができてもすぐに飽きてしまう…」そういった方は、自分の性格に問題があるかもしれません。基本的に、熱しやすく冷めやすい性格をしているのであれば、恋愛をしたとしても一人のことをいつまでも好きでいる事には無理があるのかもしれません。恋人に飽きてしまう…、このように思ってしまうのには、多くの理由があります。外的な要因もたしかにあるでしょうが、大抵の場合は自分の性格に問題があると考えて間違いありません。ですので、自分の性格も踏まえた上で、どのようにすれば恋人のことをいつまでも「心から好きだ」と思っていられるのでしょうか?

【なんでも自分の意見を押し付けない】

自分の意見ばかりを相手に押し付けていると、良い関係を継続させる事は難しいでしょう。これは、恋人関係に関わらず基本的な人間関係においてもいえることです。自分の心を許せたり、何でも話しを聞いてくれる恋人であれば、どうしても自分の意見を押し通したくなるものです。しかし、それは恋人に対しての甘えともいえる行為となるでしょう。意見は聞いてもらうよりも、まずは自分が聞くといった姿勢を持たなくてはいけません。

そうしなければ、相手へのリスペクト精神がなくなってしまい、どうしても「自分の方が立場が上」と錯覚してしまうことがあります。恋人関係であれば、お互いが対等な立場でいることが大切で、どちらかが一方的な立場になってしまうと、恋人関係が上手に成立しなくなってしまうのは目に見えています。大事なのは、意見を尊重し合い、相手の意見の意図をしっかりと汲み取ってあげるところにあります。いつでも、相手の意見を聞ける姿勢を整えておかなければ、どうしても相手に対して不満ばかりが募ってしまうので、好きという感情が薄れてしまうんですね。

【プライベートな部分を詮索しすぎない】

「好きな人のことだから、何でも知りたい!」そのように考える人は少なくないはずです。だからといって、相手のプライベートな部分をとことん詮索するのは良くありません。上記でも書いているように、相手を知り過ぎることというのは、飽きてしまう感情を後押ししているようなものです。少しでも長く相手のことを好きでいたいのであれば、「あまり知ろうとしない」といった選択をするのが良いでしょう。

これは、恋人関係だけではなく夫婦関係でも大事なことだとよく言われていますよね。「夫婦関係を持続させるためには干渉しすぎないこと」これは、長い間円満な夫婦生活を続けている方なら、誰しもが口を揃えていう事です。相手を干渉しすぎると、無駄なヤキモチであったり、不安が出てきてしまいます。しかし、これは相手を干渉していなければ生まれない感情なんです。こういったマイナスの感情をあえて抱かない為にも、相手に干渉しすぎない方が良いんです。

逆に、相手を干渉、詮索しすぎる理由は何でしょうか?それは、「相手のことを信じれていない」ことが大きな理由となるでしょう。「好きな人の事だから全て知りたい」と言いながらも、実は恋人が「浮気していないか?」「他の異性と繋がっていないか?」といった、不信感があるからこそ、相手を詮索しすぎてしまうんです。相手を詮索しすぎないようにするのに一番大切なことは「恋人を信頼する」ということです。そうすることができれば、変に干渉もしないでしょうし、余計な部分も見えないので、良好な関係を続けやすいといえるでしょう。

【いつまでも自分は愛されていると過信しない】

相手からの強いアプローチや、たくさんのモーションを受けて今の恋人と付き合った場合、いつまでも相手は自分のことを大好き、愛していると思いがちになってしまいます。そういった油断があると、気が付いた時には、相手の気持ちは冷め切っていたということは、よくあることです。相手が自分のことを愛していると過信している時というのは、特に努力もせずに自分のことを大切にしてくれる人がいるわけですから、自分から特に何かをしようとも思わないわけです。

しかし、恋人関係において刺激というのは大切で、相手が好きでいてくれるといったことに胡坐をかいているのであれば、それはいつしか慢心といった態度に変わり、相手はそんなあなたに愛想を尽かしてしまうかもしれません。相手も、刺激のないあなたには何も感じる事はないということでしょう。こういった状態にならないためにも、いつまでも愛してもらえるような努力をしなくてはいけませんね。

恋人ができた安心感から、今まで継続していたダイエットをやめたりしていませんか?また、今までは気合の入れていたオシャレやメイクも、手を抜き始めていませんか?今まで当たり前にやっていた「自分を磨く行動」というのを、怠ってしまっては相手があなたに飽きる可能性は高くなります。なぜなら、相手は「自分を磨く行動」をしていたあなたが好きだったからです。いくら相手が愛してくれると幸せな気分になっても、過信だけはしてはいけません。

【変化する状況にも順応できるよう努力する】

恋人関係を長く続けていくと、色々な出来事もありますし、お互いの心境の変化なども多く訪れる事でしょう。いつまでも、付き合った頃のままの2人でいることはまずないと考えて良いと思います。そういった変化に対して、いつでも順応できるように準備や努力はしておかなくてはいけません。「昔はあんな感じだったのに…」「昔はそんなこと言わなかったのに…」なんて、昔と比べて考えてしまっては今の現状が虚しくなってしまうこともあります。しかし、それは仕方がないことなんです。

お互いが人間として成長している証であったり、昔よりも色々な経験・体験を重ねて人間としての魅力が磨かれているのだと前向きに考えるようにしましょう。過去を美化しすぎると変化に対応できない人になってしまいます。昔の相手よりも、今の相手をしっかりと見つめて大切に思う努力をして下さい。恋人はお互いが共に成長していくもので、どちらか一方だけ成長をしたり努力をしても、うまくいかずに、心が離れていってしまいます。

そうならないためにも、お互いの心境や状況などの変化に気付き、それに伴った考え方や行動をしていく必要があります。それを2人で共有し話し合いながら付き合っていくことができれば、恋人関係以上の絆もできるでしょうし、常に相手が自分の中で一番大切な存在だということに気付けるはずでしょう。

【まとめ】

いつまでも、恋人のことを大切に思い続けることは意外と難しいものです。好きだという気持ちが強い頃は、そういった気持ちはいつまでも続くものだと勝手に思い込んでしまいます。しかし、長い間恋人に対して強い恋愛感情を持ち、良好な恋人関係を続けていくのには、それなりの努力は必要だと理解していただけたと思います。こういったことを踏まえて、今一度自分のパートナーを真剣に心から向き合ってみましょう。