恋愛の悩みは、一人で抱えていると考えが混乱して、いつまでも解決しないですよね。人に洗いざらい話してみると、意外な答えが見つかることもあります。
恋愛迷子のサトミとしっかり系同級生2人との、アラサー女子トークを見てみましょう。
サトミ…付き合って2年の彼との関係に悩み中
ユイ…半年前に離婚し、現在フリー恋愛を楽しんでいる
ナツコ…彼氏がいたのはなんと7年前!仕事一筋で恋愛はご無沙汰
●無理した付き合いは、ひずみを大きくする
ナツコ「サトミ、彼氏元気なの?」
サトミ「一応まだ続いてるよ。でも最近、微妙かも。すぐ雰囲気悪くなるんだよね」
ユイ「ケンカ?めんどくさいよねー」
サトミ「…うん。彼、頑固だからさ、最終的にいつも私が謝ってる気がする」
ナツコ「大丈夫?ストレスたまってない?」
サトミ「うーん。正直、なんでこんなに頑張ってるんだろうって思うときもあるかな」
ユイ「それさー、もっと他にも我慢してることあるでしょ?」
サトミ「会う日は、いつも彼のスケジュールに合わせなきゃいけないんだよね。彼いつだって男友達優先だから、空いてる日になんとかデート入れるってかんじ。私が合わせなきゃ、いつの間にか自然消滅しちゃいそう…」
ナツコ「なにそれ、最低じゃん!それでも好きなの?」
ユイ「ちょっとしたモラハラじゃない?」
サトミ「うーん…このこと、初めて人に話したんだけど、、やっぱ変なのかな…」
いつも人の顔色が気になる性格のサトミ。いつの間にか、彼氏との付き合い方に上下関係が目立つように。大好きなはずの彼と一緒にいても、どこか違和感を抱いてしまうのはそのせい…?
●歪んだ恋愛の結末
ナツコ「サトミ大丈夫…?ここ何年も恋愛してないから忘れちゃったけど、付き合うってそんなもんだったかな~」
ユイ「わたしは元旦那と価値観が違い過ぎて、3年でギブアップしちゃったわ…」
サトミ「でもユイ、別れてからすっごく自由で楽しそうだよね(笑)後悔とかないの?」
ユイ「自分でこの人って決めて結婚したのに、一緒に暮らすまでわからないこといっぱいあった。他人には気が利いて後輩の面倒見もいい、人気者気取ってるけど、家ではずっと寝っ転がって何もしないとか。わたしの男見る目が無かったのよ!後悔は…アイツのせいで戸籍にバツついちゃったのが悔しいくらい(笑)」
ナツコ「ユイは昔からサバサバしてるし、ほんと強いよね。しかも離婚してから、益々パワーアップしてる!」
ユイ「パワーアップって!(笑)」
サトミ「すごいなー。私なんてまだ結婚してもないのに、なかなか別れられないや」
ユイ「彼のこと、好きなの?」
サトミ「わたしは優柔不断なタイプだから、彼の即決できる性格とか男らしいところとか、すごいなって思うし、好きだよ。最初はけっこう優しいところもあったしね。でもどうしてかこういう関係になっちゃった。わたしの接し方が悪かったかなって悩む…」
こじれた恋愛関係は、どうやっても修復できなければ、別れる結末に。でも一度は愛し合った仲だから、勇気のいる決断ですよね。きっぱり別れられるかそうでないかは、相手への気持ちがどれだけ残っているか、また本人の性格にもよりますね。
●別れずに距離を置く方法
ユイ「わたしみたいに別れるって道もあるけどさ。迷うなら、いったん距離を置くって方法でもいいんじゃない?とにかく今なにか行動を起こさないと、いつまでも『偉そうな彼』『気を遣うサトミ』の関係は変わらないと思う」
さとみ「うん、そう思う」
ナツコ「恋愛の仕方忘れたわたしからは、客観的な意見しか言えないけど。極端な話、男は彼だけじゃないよ!サトミ、自分の気持ちにもっと正直になるべきだよ」
サトミ「正直な気持ち…。別れるのは辛いし…。そうだな。とりあえず、ここからしばらく逃げ出したい(笑)」
ユイ「いいねー!しようよ、現実逃避!来月連休取れるから、一緒に旅行でも行く?それと毎週末合コン入れてさ、彼とのデートはお休みしなよ!」
別れることに踏み切れない、また八方ふさがりな状況でもまだ希望を持っていたい。そんな場合は、いったん恋人との距離を置いて、現実から逃避してみるのもひとつの方法です。二人の環境が変わることで、互いの本当の気持ちに気付いたり、当たり前だと思っていた恋人の存在が、大切だったと実感できるかもしれません。
●現実逃避は悪いこと?
サトミ「旅行いいかも!でも彼になんて言おう…」
ユイ「ほら出た!彼の気持ちばっか気にするクセ!」
ナツコ「サトミは優しすぎるよ~、もっと自分の都合を優先していいんだよ。ここまでしてもサトミの気持ちがわかんない彼なんて、別れた方がいいかもよ?…あ、ごめん、ちょっと言い過ぎた」
サトミ「ううん、そうだよね。自分で決めたことに責任を負うのが怖くて、ずっと逃げてただけだと思う。いつまでもズルズル付き合ってても仕方ないし、ちょっと勝負に出てみるよ」
ユイ「そうそう、その意気!…ってことで、今月の週末合コン3本、予定バッチリあけといてね!」
ナツコ「ちょっとユイ、ただ合コンの人数足りなかっただけなんじゃ…?」
ユイ「ひひひ(笑)」
相手の気持ちを優先してしまう頑張り屋さんほど、自分の役割を放置することに罪悪感を抱いてしまいます。でも恋愛関係って、自由で対等であるべき。自分の気持ちを抑えて、努力して継続していくものではないですよね。
ユイやナツコのように、自分に正直に生きることができないサトミタイプの人こそ、たまには思い切って、現実逃避くらいしてみることをお勧めします!