遠距離が原因のお別れは、復縁の可能性があります。それは、お別れになった原因が距離という物理的な問題であって、相手があなたの人間性を嫌いになったわけではないからです。彼にわがままを言い過ぎた、束縛が強すぎたなど、彼に嫌われてお別れになった場合だと、彼にその悪い印象を払拭させるプロセスが必要になります。このプロセスは自分との闘いで大変な努力が必要になり、また苦しくもあります。遠距離が原因のお別れの場合は、そのプロセスが必要ありません。茨の道を歩かなくてもいいという事です。それでは、具体的になぜ、遠距離恋愛は復縁の可能性があるのか、見ていきましょう。
◆遠くの親戚より近くの他人
「遠くの親戚より近くの他人」と言いますが、これは遠距離恋愛にも当てはまります。お互いに離れているので、必然的に恋人より、男女問わず友人や同僚など、近くにいる人と過ごすようになります。仲間がいるので、寂しさを紛らわす事ができ、何となく楽しく日常を過ごすようになってしまいます。遠くにいる恋人とは頻繁には会えないし、仕事も忙しく連絡するタイミングも合わないし…次第に、恋人とは疎遠になり、お別れになってしまう。言い方は悪いですが、遠距離恋愛ではよくあるパターンです。
◆遠距離理由なら復縁しても伸び代あり？
しかしながら、遠距離が理由のお別れなら復縁してもその後の伸び代が期待できます。それは「頻繁には会えないので、あなたの変化を感じ取ってもらいやすい」という事です。
合う回数が少ない事、一般にデメリットと言われていますが、これを逆手に取りましょう。ピンチをチャンスに変えるのです。
まず、彼とお別れになっているこの時間を使って、外見、内面ともに徹底的に自分磨きをしましょう。美容院に行き、適度な運動をして体型を整え、お化粧をプロに習いに行きましょう。また、内面的には自分自身の性格や生活態度を見直しましょう。信用ができる正直な事を言ってくれる友人や家族に聞いてみて、客観的に自分を振り返るのも良いと思います。そして、改善すべきところは改善しましょう。いずれにしても、遠距離で会えないのですから、ネガティブにならず楽しみながら、自分磨きをしてくださいね。
そして何か用事を作って、彼に会いに行きましょう。「仕事で○○に行くことになったんだけど、ついでに▲▲くんに少しでも会えたら嬉しいな」「好きなアーティストのコンサートが○○であるの。もし時間があったら会えないかな？」等というように、あくまでも用事がメインで彼に会うのはついでというスタンスで行きましょう。会っていなかった期間が長かった彼はまず、あなたの外見の変化に驚き、「あれ、こんなに可愛かったっけ？」と思うはずです。そして徐々に内面の変化も感じ取ってもらいましょう。
◆一度別れてはじめて分かる恋愛感情
「こんなに可愛いなんて、別れて損したかな」「こんなに性格が良かったっけ？こんなに素敵な女性はいないかも」などと思わせる事ができれば、こちらのものです。彼はあなたとお別れになった事を後悔し始めるはずです。
人間は、失った時に初めて、その大切さが分かるのです。あなたとお別れになって、彼はあなたの事をどんなに大切だったか、恋愛感情を再認識します。場合によっては、この時点で復縁を申し込んでくる人もいるかも知れません。
◆思い切って、引っ越してみる…！？
彼があなたとお別れになって後悔し、恋愛感情を再認識しているにも関わらず、復縁の申し込みには至らない場合、彼はまだ遠距離の事を躊躇しているのだと思います。
そこで、彼の懸念事項である遠距離を解消するべく、思い切って引っ越してみるのも一つの手段です。彼の住む町で仕事を探し、彼の近くに引っ越してみましょう。お勤めの会社で転勤や出向などのシステムがあれば、希望を出してそれを利用しても良いと思います。
この場合、引っ越す理由は彼の近くに行きたいためと伝えるのは止めましょう。彼は、「自分の為にライフスタイルまで変えさせるのは申し訳ない」と、引っ越さなくていいと言って来るかも知れません。ですから、引越しの理由は「前から憧れていた仕事に就くことができた。それがたまたま彼の近くだった」「転勤や出向でたまたま彼の近くに勤める事になった」等とあくまでも引越し理由は仕事である事を伝えましょう。仕事が理由の引越しだと、彼に止める理由がなくなるからです。
これで、別れの最大の原因である遠距離の問題が解消されました。また、あなたの努力により、性格も外見も、以前より一段と成長しています。彼も一度別れて、あなたの大切さを再認識しました。ここまで来れば、きっと近い将来、彼から復縁の申し込みがあるに違いありません。
まとめ
いかがでしたか？遠距離が原因による復縁は、一見不利なように思えますが、視点を変えるとこんなにも復縁の可能性への道が開けているのです。困難を乗り越えて、あなたが彼ともう一度恋をし、別れる前より深い関係になれる事を、お祈りしています。