元旦那と復縁し二回目の結婚をした女性に質問。今、幸せ?

同じ相手と籍を入れたり抜いたり、また入れたり…。稀にいますよね、こういうカップル。
一体どんな事情があったのでしょうか?また、再婚して幸せになれたのでしょうか?

元旦那さんと復縁・再婚をした、3人の女性のエピソードを見ていきましょう。

■過去の失敗を再認識できたというAさん

21歳に同い年の旦那さんとデキ婚をして、5年目に離婚したAさん。別れた理由は性格の不一致と、最終的な決め手は旦那さんの浮気だったとのこと。

「年子の息子二人の子育てに追われて、私自身、いつもイライラしていました。ストレスが溜まっても子供に当たるわけにはいかないので、つい旦那に愚痴ったりキツく当たったり…。二人ともけんかっ早いタイプなので、言い合いが絶えない毎日でした。きっと旦那はそんな生活に嫌気がさして、他の女に走ったんだと思います。なんとなく行動が怪しいと思ってこっそり見た旦那の携帯メールから浮気が発覚して、どうしても許せなくて…すぐに離婚しました。」

勢いで離婚してはみたものの、小さい子供を抱えての生活には、予想以上に苦労したと言います。

「結婚しているときも子供を保育園に預けてパートをしていましたけど、生活は旦那の稼ぎがあって成り立っていました。母子家庭になって手当を貰って、旦那から養育費を月5万もらっても、やっぱり全然余裕はなかった。仕事を終えてから、また休日は一日じゅう息子たちの相手をしなきゃいけないし、もう本当にクタクタで…。今まで旦那に頼っていた部分を、実感しましたね。」

子供を大事にしていた旦那さんは、毎月欠かさず養育費を送り、時には心配して連絡も。離婚後、浮気を深く反省したようです。離婚後1年経った頃には、月に何度か子供たちとAさんの住むアパートに訪れるようになりました。

「父親に懐いている子供のことも考えれば、やっぱり復縁したほうがいいのかなって。浮気について全部を許せたわけではないけれど、旦那にひどい態度で過ごしていた自分にも反省しました。子供が成長するにつれ父親の存在が必要になってきて、思い切って再婚しました。一度失敗した分、旦那に対しての接し方には気を遣うようになりましたね。気分がイライラしていてもそのまま相手にぶつけるんじゃなくて、一呼吸おいてから冷静に気持ちを伝える…とか。旦那も昔より家事育児に協力的になったし、もちろん浮気もしないと誓っているので、まあ夫婦円満ですね。」

■やっぱり性格は変わらないと失望…Bさん

考え直して前の旦那さんと再婚しても、結局何も変わらなかったと失望する場合もあるようで…。

「性格の不一致で離婚しました。3年程一緒にいましたが、新婚当初からレスで、当然子供はできませんでした。旦那のことが大嫌いっていうわけじゃないんですけど、お互い仕事が忙しくて、わざわざ一緒に生活しなくてもいいんじゃないかって思ってきて…。」

30代半ばのBさんは、某メーカーに努めるキャリアウーマン。旦那さんは勤務時間がバラバラな技術系の仕事をしているので、お互いに帰宅時間も遅く、ずっとすれ違いの毎日。結婚3年目に旦那さんの転勤が決まり、自分の仕事を辞めてまでついていくかどうかを天秤にかけた末、離婚を選んだそう。

「わざわざ好きな仕事を辞めてまで地方についていくほどの相手じゃないと思いました。彼一人の収入で十分生活できるうえ、子供もいないのに、単身赴任っていうのも変ですしね。もう終わりにしようかなと思って、私から離婚を切り出し承諾してもらいました。一人暮らしに戻ってからしばらくは、自由な時間が増えてスッキリした気分でしたね。でも…」

Bさんを復縁・再婚の道へと誘惑したのは、女性としての年齢の問題。30代半ばといえば、出産期のタイムリミット。女性は35歳を過ぎると、自然妊娠できる確率が急激に低下します。

「旦那と別れてから新しい彼氏もできなくて。同級生とか職場の同僚とか、もうほとんどの子が結婚していて、子供を1人、2人と持ち始めると…なんだかんだ焦ったんでしょうね。3年して東京に戻ってきた旦那と、共通の友人と3人で食事をしたんです。やっぱり好きな気持ちなんかなかったけど、元家族だった安心感みたいなものは感じました。旦那もまだ独り身で彼女もおらず、私とでもいいから誰かと一緒に暮らしたいと言うので、カッコ悪いけど、再婚することにしたんです。」

彼女が住んでいた3LDKのマンションに再び同居する形で再婚。新鮮さもトキメキもなく、やはり昔の結婚生活と何ら変わらない状況にウンザリだと言います。

「本当に、旦那はまるで、空気なんですよね。一緒にいても楽しくないし、話すこともないし、揃ってご飯を食べることもあまりない。珍しく世間話でもすると、考え方の違いからかイラっとします。なのに食事とか洗濯とか、家事が独り暮らしのとき比べて倍に増えて、うっとうしいだけ…。家賃は彼に払ってもらっているので、それだけが唯一のメリットです。早く子供が欲しいかもって思っていたけれど、当然旦那の子供なんて欲しくはありません。というか旦那と子供を作る行為なんて、絶対無理ですね。」

お金があれば幸せとは限らない…世知辛い世の中ですね。

■弱みを握られて、復縁せざるを得なかったCさん

旦那さんが非常に自己中心的な性格で困っているというCさん。モラハラともいえる毎日の説教に耐え兼ね、8歳の息子を連れて一度離婚を決意しました。

「離婚した直後に、旦那が子供は渡さないと言ってきたんです。絶対手放したくはなかったんですが、ずっと専業主婦だった私は当時収入もなく、頼れる親戚もいなかったので結局旦那の言い分が通ってしまって…。泣く泣く息子と離れ、しばらく独身の友人の家でお世話になっていました。でもどうしても息子に会いたくて…。旦那にそのことを伝えると、戻ってきてまた一緒に暮らすなら許すと言われ、しぶしぶ再婚することに。タダ働きさせられる家政婦が家にいた方が、旦那にとっては都合が良かったのでしょう。子供の親権を欲しがったのも、もしかしたら私に嫌がらせをしたかっただけなのかもしれません。結局、辛い毎日に戻っただけです。旦那と夫婦でいるのは、ただ息子と暮らすため、それだけです。」

かなりの痩せ型で、所々白髪が目立つCさん。うつむきがちな暗い表情も、40歳前半という年齢より老けて見える原因でしょうか。

「再婚してからも、毎日毎日、喜怒哀楽の激しい旦那に振り回されています。支離滅裂な主張を、亭主関白気取りで押し付けてくるのですから、もう旦那の姿を見るだけでストレスが溜まります。まだ私と息子に暴力を振るわないのが、唯一の救いなのかな…。子供が成人するまでに経済力をつけて、旦那と別れることだけを夢見て、毎日苦しい生活に耐えています。」

元の旦那さんとの再婚。なかなか事情は複雑なようです。相性の良い夫婦円満なカップルは、そもそも離婚しませんからね。山あり谷ありの再婚生活の末、彼女たちに幸福が訪れることを願います。