哀しい恋愛・別れを経験したとき心に響く名言ベスト3

●第3位 「今が不幸なら次は幸せ」

恋愛がうまくいかなくて、今はとても辛い時期ですね。真面目で頑張り屋さんな人ほど、「自分のここが悪かったのかもしれない」「もっとこうすればよかった」と自責の念にかられ、後悔がつのる毎日でしょう。

でも恋愛は自分ひとりでどんなに頑張っても、どうにもならないことがたくさんあります。恋人同士であれ、片思いの相手であれ、ご縁があって好きになった人とは、いい関係を築きたいものです。生まれて初めて好きになった人と結ばれて、将来添い遂げることができたなら、そんな幸せなことはないでしょう。でもそんな人生を送ることができるのは一握り。現実はというと、たくさん恋をして、失敗して、また恋をしての繰り返しですよ。

素敵な出会いがあれば、悲しい別れもあります。嬉しさと悲しさ、幸せと不幸せ、これは両方がともなってはじめて存在する、相対的な価値観です。どちらしかなかったら、どちらも感じることはできないのです。

今は、不幸のどん底にいるかもしれません。本当に今どん底と言い切れるほど辛い思いをしているなら、いつになるかは分からないけれど、次やってくるのは必ず「幸せ」です。

「今が不幸なら次は幸せ」

もちろん、逆も然り。誰もがみな平等に与えられた、運命のルールです。辛い思いを抱え、頑張り続けているあなたの元には、次は必ず幸せなことが訪れます。それまで、あともう少しの辛抱です。

●第2位 「人は生まれる時も死ぬときも、ひとりきり」

恋人とラブラブな時期は、まるで彼と一心同体になったような錯覚に陥ります。自分の気持ちはすべて受け入れられるし、自分も彼の気持ちを理解できている。互いのことは何でも分かり合っている。二人でひとつ。離れることなんて考えられない…。

そんな完璧だと思われた関係も、なんらかのきっかけでバランスが崩れてくることも。どちらにも落ち度はなく、不運なトラブルによって崩壊することもあります。一方は、一心同体なんて錯覚だったと先に気付きます。そして次第に、相手と距離を置くようになる。でもまだ恋愛の妄想にどっぷり浸かっている方は、相手の態度に衝撃を受けるも、現実が受け入れられない。双方ともに辛い状況です。

恋愛劇の渦中にいる当事者には理解できないのですが、恋人同士もやっぱり別人です。血が繋がった兄弟だって親子だって、やはり別の人格を持っていて、それぞれに生きていく別々の存在です。母親のお腹の中にいるときは、母子一体ですが、この世に生まれ出た瞬間、もうそこからひとりの人間です。

「人は生まれる時も死ぬときも、ひとりきり」

人は生まれた瞬間から、もうひとりきりの人生なのです。そして人生を終えるときも、ひとりで死んでいくのです。

自分のことが愛せなかったり、自分の足でしっかり立てない人は、つい親なり恋人なりに依存してしまいます。だからいざ依存状態が破たんしたとき、とんでもなく大きなダメージを負ってしまうのです。でも普段から「ひとり」を意識して生きていれば、どんな逆境に立たされても打たれ強い。愛する恋人と別れるのは誰にとっても辛いですが、自分と彼とを「別の存在」と認識することで、別々の道を歩んでいく現実を受け止められます。望まぬ別れも、仕方ないと受け止めるだけの器を持つことができるのです。

自分と彼とは別の人間。自分の人生と彼の人生は別もの。そう思えば、少し冷静に状況を把握できるのではないでしょうか。

●第1位 「辛い恋が女性をキレイにしてくれる」

人の心を惹き付ける、感動的な音楽や芸術。誰もが心打たれる傑作には、作者の喜びと悲しみ、両方の経験が密に込められているものです。

人も、あらゆる経験をして成長していきます。10代の頃の経験が浅い者同士の恋愛が、とても子供じみていて薄っぺらいのは、まだ発展途中の段階だからです。とくに女性が20代、30代と年を重ねることで、深みのある美しさを醸し出すのは、それだけの恋愛経験を経てきたことに他なりません。

「辛い恋が女性をキレイにしてくれる」

過去に恋人からひどく傷つけられた人は、傷つけられる方の気持ちが理解できます。「こうすると相手は傷つく。だからやめておこう」と先回りをして考えることができます。思慮深い人間になれるのです。

女性の美しさは、顔やスタイルなど、外見の要素だけで形成されるものではありません。内面からにじみ出る雰囲気も合わさって、美しさは相対的に評価されるのです。相手を思いやる優しさを持った女性には、成熟した者のみが持つ独特の美しさがあります。彼女たちは、恋愛で辛い経験をし、ただ損クジを引いたわけではないのです。身をもって体験することでしか得られない、貴重なキレイの元を手に入れています。

●おわりに

どんなに深く考えても、解決しづらい恋愛の悩み。もうこれ以上、頑張る必要はありません。ただ少し、肩の力を抜いて楽になってみませんか。今踏ん張っている自分を、十分に褒めてあげましょう。そして新しい未来へと少しずつ目を向けることが、傷ついた心を癒すきっかけになるかもしれません…。