どんなカップルにも、十人十色のストーリーがあるものです。順風満帆にケンカをしたこともないというカップルもいれば、ケンカが絶えず別れた経験のある復縁カップルもいらっしゃるでしょう。一見ケンカもせずいつもラブラブなカップルは、ケンカばかりのカップルより幸せで結婚にも近いように見えます。しかし実は山あり谷ありの復縁カップルは、将来結婚しやすいといわれているのです。そこで今回はそんな復縁カップルが将来結婚しやすい理由を4つご紹介いたします!
酸いも甘いも経験済み
カップルでいるうちならば甘いだけの恋で良いけれど、結婚となるとそうはいきません。相手の良い部分も悪い部分も知って、それでもなおパートナーとして隣にいて欲しいと思えるかどうかが結婚の決め手になることもあります。その点一度別れてまた元に戻ったカップルは、相手の短所を知りながらも再びカップルに戻ることができたという強みがあります。
どんな恋にも賞味期限がある
またラブラブカップルが長続きしない原因のひとつに「恋の賞味期限」問題があります。人は恋に落ちるとフェネチルアミン(PEA)というホルモンが分泌されます。フェネチルアミンが分泌される、胸がドキドキと高揚して、食欲や睡眠欲も低下します。いわゆる「一目惚れ」「恋の病」といった状態に陥り、その人しか見えなくなってしまうのです。
ずっと同じ状態を保つことができればラブラブカップルも永遠に続くはずですが、フェネチルアミンの分泌期間には期限があります。一度分泌されると、同じ相手に対して半年から3年か4年ほどで徐々に減少していくのです。「最近恋人にドキドキしなくなった」「相手に対して性欲が湧かなくなった」「もしかしてもう冷めてしまったのでは?」という悩みはフェネチルアミンの分泌不足から生まれます。
ドキドキより安心を求めるのが結婚への近道
しかし一度は冷めてしまった恋でも、もう一度火をつけることも不可能ではありません。酸いも甘いも経験した復縁カップルは「相手へのドキドキ感」よりも「一緒にいる安心感」を得ることができるようになります。ずっとラブラブのままいられるカップルはいないからこそ、一度その苦味を経験したカップルはさらに強い絆で結ばれるのです。
一度目の恋より二度目の恋
一度別れてしまったからといって落ち込むことはありません。別れてしまうカップルは世の中にたくさんいますが、一度別れた後にもう一度付き合えるカップルというのはそう何組もいるものではありません。一度付き合った恋人と、きっかけがあってまた付き合う。そう考えてみれば、一度目の恋よりも二度目の恋の方がずっと深味も増すのではないでしょうか。特に一度別れた後時間をおいて思わぬ場所で再会したり、若い頃付き合っていて適齢期にまた交友を持ち始めたりすることで、ロマンチックに復縁してそのまま結婚というパターンも少なくありません。二度目の恋だからこそ感じる運命やきっかけというものがあるのです。
別れの経験が結び付きを強くする
復縁カップルが将来結婚しやすい理由のひとつとして、別れの経験がふたりの絆をより深めるということが挙げられます。「雨降って地固まる」という言葉の通り、1度離れてみることでお互いの存在の大きさや有り難さを再確認することができるのです。また「2度と失いたくはない」という想いからお互いの結びつきを強くし、思いやりやいたわりを持って接することができるようになります。復縁カップルから見る長続きの秘訣は、「この人が好きで仕方がない!」という自己中心的な思いではなく「この人のそばに居られる自分になりたい」という相手への思いやりと妥協の心なのかもしれません。
またそうした結びつきの強い復縁カップルは、結婚してからもちょっとやそっとのことでは離婚するようなことはありません。一度失敗しているからこそ、同じ窮地に陥った時には冷静に話し合ったりお互いの妥協点を見つけたりすることができるものです。
復縁したからこその確信と信頼
結婚とは、その後どちらかが死ぬまで何十年も共に暮らし歩むということです。復縁したカップルは、復縁したからこその確信と信頼を持つことができ、結婚への決意や覚悟も決まりやすいのです。
結婚に必要なのは「ドキドキ感」よりも「信頼」や「安心感」
結婚生活に必要なのは「相手を異性として意識し続けること」よりも「信頼し合えること」「一緒にいると安心感があること」ではないでしょうか。フェネチルアミンは恋愛ホルモンの代表格といえますが、こうした「信頼」や「安心感」を生み出すホルモンも存在します。「オキシトシン」は人と人との絆を深める効果があるとされ、「絆ホルモン」「信頼ホルモン」「安心ホルモン」などと呼ばれています。
分泌期間に限界のあるフェネチルアミンとは違い、オキシトシンは1度分泌した相手に対して一生その効果が継続します。つまりこのオキシトシンを分泌させることが、結婚には欠かせないものであると考えられるのです。オキシトシンは遠慮や緊張感のある相手にはなかなか分泌されないので、一度別れて復縁したようなカップルにはオキシトシンが分泌される条件が整っているのです。「ドキドキはしないけれど一緒にいると落ち着く」と感じるならば、将来結婚できる可能性も高いといえます。
復縁カップルだから結婚に向いている!
一度別れてしまったカップルには、別れるだけの原因があったはずです。しかしその原因を知っているからこそ、今度は同じ過ちを犯すまいと相手を思いやる行動が取れるのです。そうした危機管理や相手への信頼感こそ、復縁カップルが結婚に向いているという大きな理由なのではないでしょうか。酸いも甘いも知った復縁カップルだからこそ、その後の結婚生活も長続きするはずです。