男女の別れには色々なカタチがありますが、結婚を決めていた、またはプロポーズまで済ませていたのに別れてしまったという方もいるはずです。プロポーズは恋人にとって一世一代の出来事です。結一生一緒に寄り添っていくと決めたパートナーに結婚の申し出をするわけですから、生半可な覚悟ではないというのは想像につきます。
そのくらい重大なプロポーズをされた後に彼と別れてしまった、考えられない悲劇ではありますが、そういった方は意外にも多いんです。このような別れ方をしてしまうのには、様々な理由が考えられるでしょう。しかし、どんな理由があるにせよ、プロポーズをされた彼のことを簡単に忘れる事なんてできないはずです。できれば、もう一度やり直したいと復縁を願っている女性は多いのではないでしょうか?
今回は、プロポーズされた彼ともう一度復縁するためには、どういったところを意識し復縁を目指していくべきかをお伝えしていきます。
【別れた原因を整理してみる】
まず、プロポーズまでされてなぜ別れてしまったのかという原因を整理してみましょう。プロポーズは簡単な覚悟でできるものではありませんし、彼もあなたのことを一生愛していけると心から思ってプロポーズをしたはずです。しかし、何かの理由によりそのプロポーズを白紙に戻したいと、いわゆる婚約破棄をしてしまいました。
結局プロポーズというのは、口約束であって結婚のゴールは婚姻届を提出することです。ですので、婚姻届を正式に提出するまでは、人の気持ちが変わってもおかしくはないということがいえます。では、こういったプロポーズまでしたのに、気持ちが変わり別れを選んだ男性の原因としては、どういったことが考えられるでしょうか?
(結婚が急にプレッシャーになった)
本気で結婚を考えて、急にプレッシャーになりそれが原因で別れを選択する男性は多いです。これはプロポーズをして、どれから結婚の準備を進めていく中で起こる心境の変化で、結婚とはいつまでも恋人関係のままで成立するほど甘いものではありません。他人が一緒に生活をしていくわけですから、お互いが協力しあい助け合って生きていかなくてはいけません。
そのように考えながら結婚準備を進めていくと、今までの恋人関係のままで見えなかった部分が見えてきます。彼女の家事能力やお金に関しての価値観、など恋人関係であるのであれば一切気にしなくても良かった部分が目に入ります。そこであまりにも彼女とのギャップを感じてしまい、「この人とは結婚することはできない」と男性が感じてしまう場合が多いようです。
また、結婚してから彼女が働くのか働かないのかという議論でもめることも多いそうで、共働きを希望している彼氏が、結婚したら専業主婦になって楽をしようとしている彼女の姿を見て、一気に愛が冷めていったというような話しもあります。お互いの結婚に対しての意識の違いというは、こういった別れの大きな原因となることでしょう。
(他に好きな人ができた)
男性からすれば結婚するということは、一生一人の女性を愛し続ける事と認識することになるでしょう。恋愛体質の男性であったり、女好きの男性であれば、「これで最後…」という気持ちがよぎってしまったら、結婚へのためらいが出てくることでしょう。そんな折に、少しでも素敵な女性に出会ってしまったら…その女性と恋に落ちてしまう可能性も低くはありません。
慎重になってしまうと「自分にはもっと良い女性がいるのでは?」なんて感情も生まれてくるので、彼女よりも他の女性に目がいってしまうようにもなります。そしていつまでも結婚に踏み込むことができず、そうこうしているうちに違う女性に心を奪われていたということもあります。
(隠し事が発覚)
彼女が実は多額の借金をしていた、彼女が昔風俗で働いていた、といった「それを知っていたらプロポーズなんてしなかった」という隠し事が発覚した場合、裏切られた気分になり別れてしまうパターンもあります。大きな隠し事をしている人とは、結婚をしても信頼関係が築けないと感じる様です。
隠し事が多ければ多いほど、彼の気持ちは冷めていく事でしょう。「言うと嫌われると思って」という言い訳は一切通用しません。結婚すれば、相手のことがもっとわかるようになり、隠し事も簡単にばれる可能性は高くなります。もし隠し事をしているのであれば、それをすぐに解決してしまうか、すぐに自分の口から言ってしまう方が、後から後悔することはなくなるかもしれません。
(自分の親との問題)
自分の両親を大切に思い、同棲などを考えている男性に多いパターンが、彼女と自分の親の関係が悪くなりそうだと、結婚を躊躇してしまうことです。自分の両親の悪口を言ってくる、親に対して愛想が悪い、将来的な同居の話しをすると言い分も聞かずに断固拒否するといった言動が見られると、彼女との結婚を考え直す事もあります。
結婚は二人だけのものと考える方も多いですが、お互いに関わる両親や兄弟も大切にしていくという気持ちがない人とは結婚できない思う男性は非常に多いです。「両親を大切にしてくれない人とは結婚できない」と感じてしまい、彼女に愛想を尽かす事もあります。
(家庭の事情で問題が発覚)
彼女の家庭や家族に、深刻な問題がある場合に結婚を考え直す男性は多いです。深刻な問題とは、彼女と結婚する事によりマイナスな要素が自分に突いてしまうような事情があれば、結婚を考え直し大きな原因ともなるでしょう。また、そういったことが婚約した後に判明した場合、最悪慰謝料を請求されるパターンもあるようです。
(誰かに反対された)
彼が、第三者に結婚を反対されたという可能性も考えられます。彼の信頼できる人であったり、もしくはすでに結婚をしている友達に「結婚の辛さ」と語られ、絶対に結婚はしない方が良いなんて促されてしまう場合もあるでしょう。そうなれば、不安な気持ちになりますし結婚は未知の世界なので、もう一度考え直そうと考えてしまうんです。
(経済的な面)
結婚を決めた彼女と結婚後のプランを話し合っていることで、結婚には莫大なお金が掛かる事に気付くはずです。「自分の稼ぎで結婚をしても大丈夫なのか?」「自分の給料は今後上がる見込みはあるのか?」など経済的な面で不安が大きくなり、結婚をためらってしまう男性もいます。また同時に、自分の使えるお金が減ってしまうということを実感して、そこまで縛られるのであれば結婚なんかしたくないと考える男性も多いです。
【本当に復縁したいのかこだわっているだけなのか】
プロポーズをされてからの別れには、様々な理由があり男性の心境の変化が大きい事は理解できたはずです。その原因にもよりますが、自分にも別れを決意させてしまった点があるかもしれませんが、相手側にも覚悟が足りなかったといえる点もあるでしょう。
そこで考えてほしいのが、本当に復縁したいと思っているのか?ということです。それとも、プロポーズまでされて結婚しないのなんてありえないと、結婚に対してこだわっているだけなのか?ということです。彼が自分には必要で、結婚する相手は彼氏か考えられないというのであれば、復縁をする方向で動いたら良いと思います。
しかし、ただのこだわりであった場合、もっと冷静に今の現状を理解した方が良いかもしれません。結婚を決めて別れるということは、お互いの結婚の価値観が合わなかったということになります。例えば、彼としては「結婚後に親と同居したい」しかし、彼女は「親と同居なんて考えられない」といった食い違った意見だとします。
これは、どちらが正解でも不正解でもありません。二人の意見ですから、お互いの意見を尊重するべきでしょう。しかし、こういった食い違いで別れるということは、お互いの価値観が違うということになります。そんな価値観の違い相手と結婚して幸せになれるでしょうか?それとも親との同居を我慢し続けますか?
そういった点を冷静に考えてみた場合、一度はプロポーズをされたけど、この人は自分の運命の人ではなかったと思えるかもしれません。結婚後に後悔するのでは遅いんです。こういったことから、こだわりでだけで復縁したいと思っていないか?と自分自身にしっかりと問いかけるようにしましょう。
【謝罪から再アプローチしてみるのがオススメ】
どうしても復縁したいと考えるのであれば、別れてしまった原因をクリアにする必要があります。大きな原因としては、結婚準備を進めていく上でお互いの価値観や結婚に対しての意識が違いすぎたということが考えられるはずです。もちろん譲れない部分もあるとは思いますが、まずあなたの方から折れて謝罪するところから始めると良いでしょう。
結婚は、「してみないとわからない」という部分が非常に多いです。なので、結婚前に言い争っていた問題が結婚してみると大した問題ではなかったなんてこと山ほどあります。ですから、結婚するまではしっかりと彼のことをたててあげ、やりたいように進めてあげるのが良いかもしれません。
そして、彼の望むものを全て受け入れ再アプローチをかければ、彼の心も傾くはずです。なんせ一度は結婚を考えた女性ですから、簡単に忘れる事なんてできないでしょう。結婚において計画性も大事で、失敗はしたくないと誰もが考える事でしょう。しかし、そういったことにこだわるあまり、大切な彼を失ってしまっては元も子もありません。お互いがお互いを思いやり、最高の夫婦生活を送れることを願っています。