泥沼状態の恋愛関係を一からやり直す方法3つ

男と女の恋愛のもつれは、一度こじれ始めると手を付けられない状態になります。そんな泥沼状態に陥ってしまったときに、あなたが取るべき方法を3つご紹介します。

■一定期間距離を置いてみる

急に彼から別れたいと切り出されたあなた。突然のことで現実が受け入れられない。とにかく「別れたくない」と拒否しますね。話し合いたいと何度も電話攻撃をし、彼の気持ちはますます離れていく。でもあなたは現実を認めたくない気持ちと意地とがまざりあって、どんどんムキになる。何がなんでも彼を引き止めようと、手段を選ばず責め立てていく…。

これこそまさに、泥沼状態の恋愛劇です。傍らから見ている分には「これ以上追いかけない方がいい」とわかるのですが、当事者はもう無我夢中。アクセルを踏みっぱなしで、ブレーキが効かない状態です。こんな心理状態では、事態が好転することはありません。ますます彼に嫌われていく一方です。

自分でも「もう打つ手がない」と八方ふさがりな状況に気付いたときは、その泥沼状態はかなりの末期です。ただちに距離を取りましょう。彼を諦めるというわけではありません。いったん休戦すると思えばいいのです。まだ今後どういった可能性が残っていようとも、今は一度彼から離れ、行動するのは冷静な自分を取り戻してから。そうしないと、事態はおさまるどころか悪化するだけです。

冷静になってから、二人の関係について、また自分の行いについて、よく見つめ直してみましょう。なぜ相思相愛ではなくなってしまったのか。自分の行動に間違いはなかったか。自らの行いを反省することで、目の前の状況だけにバタバタと反応することなく、根本的な解決法が思い浮かんでくるかもしれません。冷静になってこそ導き出される新しいアイデアに、望みをかけましょう。

■他の人に入ってもらって話し合い

恋愛は彼とあなた、二人の問題です。しかしそこに二人しかいないからこそ、とても困難な状況に陥ってしまうこともあります。

例えば暴力やモラハラ。パートナーから犯罪レベルの悪行を受けている被害者が、意外とその事実に気付いていないことは少なくありません。自分が悪いから暴力を振るわれる、自分という人間が至らないから非難されると思い込んでしまうのです。逆に相手にストーカーまがいの嫌がらせや執着行動をしているのに、自分では気付かないこともあります。

恋愛は二人だけの世界であるがゆえに、このような異常なバランスが成立してしまう。それを見ておかしいと言えるのは、どちらかの友人なり親なりの第三者しかいないのです。

恋愛が極度の泥沼状態に陥っている場合、そんな歪んだ関係になっている可能性は否定できません。まず第三者に状況を洗いざらい話して、その人にも同席してもらって話し合いをすると、状況を変えることができるかもしれません。裁判官の役割がいることで、公正な視点からの意見を取り入れられるのです。

■「別れよう」と告げてみる

どんなに泥沼状態であっても、好きな相手なら別れたくはありませんね。でも距離を置いても第三者を入れての話し合いをしても状況が改善しない場合は、あえて一度別れてみるという選択肢も考慮してみてください。

相手に固執しているあなたの方から「別れよう」との言葉を伝えると、彼は突然のことに驚くはず。それがきっかけで、相手の心に刺激を与えることができるかもしれません。また実際に一度別れてみれば、「やっぱり好きだ」「失いたくない」と思わすことができるかもしれません。

恋愛関係を解消するからといって、もう一生会えないわけではないのです。恋人同士という、一緒にいるのが当たり前な関係をいったん解消するだけ。もし二人の気持ちさえ戻れば、いつだって復縁すればいいのです。

どうしても相手に別れると言えない場合は、夫婦が離婚でなく別居するときのように「一カ月間別れるから」と期間限定であることを宣告してもよいでしょう。「一カ月間は一切連絡をとらず別れた状態にするから、一カ月後、話し合いのため会って欲しい」というお願いなら、心を閉ざしかけた彼も聞き入れてくれるかもしれません。この一カ月間に彼の心が戻ることを祈って、彼のことを考えずに過ごしていれば、知らぬ間に事態が好転する可能性は大いにあります。

■自分の気持ちが見えてくる

一度彼から離れて、冷静になってみる。第三者を入れて話し合ってみる。それでもだめなら、いったん別れてみる。ここまで努力すれば、何よりも大事な自分の本当の気持ちが見えてくるかもしれません。

本当の気持ちって、自分自身でもよく理解できないもの。彼に異常にしがみついてしまった理由が、本当は彼が好きなのではなく、他の問題を隠すためだったとしたら。恋愛以外のことがうまくいっていないから、別れると自分には何もなくなってしまう。だから相手に振られることは、自分の汚点になるから許せない。ただ単純に、捨てられるとプライドが傷つく…。

そんな自分よがりな理由で泥沼状態を続けていたとしたら、互いに時間の無駄ですよね。男は世界中に星の数ほどいるのです。別れても次、もっといい彼氏ができる可能性は十分あります。それよりも相手にとって、また自分にとってプラスとなる恋愛をするほうが、よっぽど有意義な生き方だと思いませんか?

恋愛が泥沼状態い陥ってしまったら、意地になってズルズル引っ張るのはやめましょう。自分のためにも、いち早く脱する方が得策です。恋愛末期で頭が混乱しているときに、難しいことを考えなくていい。まずはいったん冷静になってから。このルールをいつも頭の片隅に置いていてくださいね。